【2代目バモス】
オートクルーズ (取付その1)

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

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・2020/01/26 取付その1 取付その2 取付その3 取付その4 動作確認・実走行

エンジンを載せ替えて絶好調になった2代目バモス、調子に乗って長距離走行に出かけてみました。
高速道路を走るときに非力なのは仕方がないとしても、アクセルが重いのが苦痛です。
アクセルワイヤーに注油してカクカクなのは直ったのですが、構造的にワイヤーが長いのと、スロットルバルブだけでなくATの制御もアクセルワイヤーで引っ張っているので、この重さはどうしようもありません。
ということで、後付けの汎用オートクルーズを買ってしまいました。
シリアスリニアクルーズ(Linear Cruise) LC210
実は自分はオートクルーズ大好き、というか無いと長距離運転したくない体質で、アヴァンシアもオートクルーズ(IHCC)が付いていたので買いました。
アヴァンシアの前はCFアコードワゴンに乗っていたのですが、この車にはオートクルーズの設定が無かったのでオーストラリアのショップからオートクルーズを個人輸入して付けていたほどです。
20年前は今のように海外ショッピングが簡単にできなくて、銀行から海外送金して高い手数料を支払った記憶があります。
最近の車はアクセルが電子制御なのでオートクルーズも簡単に付けられますが、バモスは昔ながらのワイヤー式なので付けられるオートクルーズも限られます。
国内だとほぼこのリニアクルーズ一択です。
ワイヤー式オートクルーズはアクチュエーター(モーター)で物理的にスロットを引っ張って速度を調節します。
コントロールスイッチはこんな形です。
純正のハンドル内蔵にはかないませんが、レバー型のスイッチはそこそこ使いやすいです。
(オーストラリアから輸入したのもレバー型でした)
早速取付ます。
まずはアクチュエーターを付けないと始まりません。
アクチュエーターにはスロットルを引っ張るケーブルが付いています。
このケーブルはそこそこの長さがあって、中でワイヤーが動くので小さく曲げるわけにも行かず、途中で切るわけにも行かず、と取付位置にはかなり悩みます。
結局純正のアクセルワイヤーを参考にしてこんな感じにケーブルを取り回すことにしました。
本体はこの点検口の所に取り付けます。
ここの「壁」は車内側からもアクセスできるので、穴を開けたりネジ止めするのに都合が良いです。
いろいろ場所を考えてこんな感じに斜めに取り付けることにしました。
斜めにしたのは理由があって、水平にするとこの写真の左側にある凹み(車外からは凸)とケーブルが干渉してしまいます。
じゃあ垂直にすればと思ったのですが、そうすると今度はエンジン(AT)とアクチュエーターの隙間がギリギリになります。
静止状態で数mmの隙間しかないのでエンジンが揺れるとぶつかってしまいます。
ということでこんな斜め方向の取付になりました。
取付は車体に穴を開けてステップドリルで必要な大きさまで広げてから...
さび止めにタッチアップペイントを塗っておきました。
穴はアクチュエーター固定用に2個と配線用に1個の計3個です
次はケーブルをエンジンに固定します。
付属の取付金具が長過ぎなのでサンダーで短く切断して新しく穴を開けます。
インテークマニホールドのちょうどいい場所にボルトがあったので、そこに金具を固定しました。
次はスロットルバルブに付ける金具を加工します。
こんな感じに折り曲げて短く切断します。
さび止めにシャシーブラックで黒く塗装してからケーブル固定金具を取り付けます。
スロットルバルブの固定ボルトを一度外して...
付属の滑り止めワッシャをいれます。
このワッシャは軸のところが空回りしない形になっていますが、1種類しか付属していないということはどの車メーカーのスロットルバルブもこの形なんでしょうか?
加工した金具をスロットルバルブに固定します。
ワイヤーでスロットルの全閉〜全開までスムーズに引けるように角度を調節します。
ワイヤーを金具に通してストッパーを付けて抜けないようにします。
オートクルーズの取説によると、スロットルを全閉〜全開にしたときのストロークが38mm〜63mmになっていないといけないようです。
計ってみると約41mmだったのでこれで大丈夫そうです。
このストロークを計っているときに気がついたのですが、オートクルーズがスロットルを引くと元からある純正のワイヤーが写真の赤丸のように弛みます。
全開にして戻すというのを何回か繰り返していたら、この純正ワイヤーがスロットルから外れてしまいました。
もし走行中に外れてしまったらアクセルを踏んでも加速しなくなってしまいます。
よくよく見てみると、弛むときにスロットルの外側(写真の下側)へずれるように弛みます。
純正のスロットルワイヤーの取付が少し外側(下側)に向かうようになっているのが原因のようです。

そこで、取付金具を曲げて(緑線)スロットルを全開にしたときにまっすぐに弛むようにしました。
写真は修正後で、赤線が少し斜め(右下がり)になっているのがわかると思います。

これで全開にした後も外れることなく戻るようになりました。
最後にカバーを付けたらオートクルーズの金具に当たってしまったので、赤丸の部分を少し外側に広げました。
オートクルーズのケーブルは純正のスロットルワイヤーにタイラップで固定しました。
これでアクチュエーターの取付は完了です。
次は電気系の配線をします。

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