フレキシブルタワーバー

2009/8/2

V-4オーナーのの5さんからフレキシブルタワーバーのモニターということでパーツをいただきました。
かなり良いというお話なのでどうなるか楽しみです。
の5さんはクスコ製タワーバーを切断して装着されていました。
でもそれだとタワーバーを新しく買わないといけません。
さらにVだと純正タワーバー(緑枠)を外した代わりにL用のバー(赤枠)も買う必要があります。

弐号機を購入して金欠だった事もあり、純正タワーバー加工の人柱ということでリンク左右のカラーを純正タワーバー用サイズで作っていただきました。
さっそく純正タワーバーを取り外してグラインダーで切断します。
リンク部の取り付けですが、片側はこのようにカラーがピッタリとはまります。
反対側はリンクのお椀の部分がはまるので、どこまで入るか現物合わせで切らないといけません。
お椀の入ったところの位置に印を付けて長さを測ります。
計ったリンク部の長さ分だけ純正タワーバーを短くします。
ただ、純正タワーバーの取り付け部分は長穴になっていてかなり余裕があるので、切断する長さはそれほど正確でなくても大丈夫みたいです。
今回はこのくらいになりました。
バリをヤスリで綺麗にします。
純正タワーバーは鉄板を丸めて溶接してパイプしにてあるので、内側に溶接したところの盛り上がりがあります。
そのままだとカラーが入らないのでそこもヤスリで削りました。
ネジ止めする位置に穴を開けます。
ねじ穴は正確にパイプの直径上に開けないといけないのですが、手作業では難しいです。(ボール盤が欲しい...)
ちょうど反対の位置を見つけるのに、一度マスキングテープをぴったり1周分貼ってから一度剥がし、半分に折ってからもう一度張り直すという方法でやってみました。
とりあえず仮組してみました。
見事にクネクネ動きます。(ムービー
取り外した純正タワーバーをよくみると、あちこちかなりサビています。

ここの穴はケーブルを止めるクリップが刺さっているところです。
クリップとバーの間に水分が溜まりやすいのでしょうか?
バーの根元もサビて塗装が浮いてきています。
ここは力がかかって変形するせいかもしれません。
再塗装することにして、まずはサビをヤスリで取り除きます。
後は100円ショップで買ってきたスポンジヤスリで全体をみがきました。
塗装全部を落とす根性はないので錆びていないところは適当です。
塗装の色ですが、パテントを持っているスバルに敬意を表して青メタリックにしました。
(スバルブルーとは違いますが....)
いつものタイヤラックに針金でつるして塗装しました。
雨が降りそうだったので焦って塗ったら....やっぱり垂れました。
どうも塗装は苦手です。
垂れたところは乾燥した後で削ってもう一度塗り直しました。
リンクボールもコンパウンドで磨いてクリアを塗っておきました。
(もちろんゴムブーツはマスキングしてます)
カラーを止めるネジにはゆるみ止めを塗っておきました。
(ここにも塗装の垂れが...)
これで完成です。
車体に戻します。
色は....ちょっと微妙だったかも^_^;
中央にあった配線を留めるクリップが無くなってしまったので、リンクの両側をタイラップで固定しました。
肝心のインプレッションですが...一言で言うと「粘る足」になりました。

今までがっちりつながっていたものを切ってしまったのですから、当然剛性は下がっているはずです。
実際、乗り心地はかなり良くなりました。
TEINをオーバーホールして以来、段差では強めのショックを感じていたのですが、フレキシブル化してからはあれ?と思うほどショックが減りました。

また、の5さんのレポートにもありますが直進性が良くなりました。
直進から切り始めのところがいい意味で鈍感になっているようで、外乱にも影響されず矢のように直進します。
その分、切り始めのところは重いというか粘るように感じます。

でも、ただ切ってしまったのではないところがフレキシブル化のキモです。
コーナーではリジットの時のような切り始めのキレは無くなりましたが、その代わりステアリングに粘って付いてくる感じが一段と強くなりました。
あと、リジットでは路面が荒れているとタイヤが跳ねて外へ逃げていってしまいしたが、フレキシブル化では影響が少なくなくなって良くタイヤが動いている感じがします。
シットリというかネットリというか、とにかくこの粘り方は気持ちいいです。

アイディアとパーツを提供していただいたの5さん、ありがとうございましたm(__)m
おまけ

あまりの気持ちよさにリアタワーバーもフレキシブル化してしまいました^_^;


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