【2代目バモス】
触媒交換

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

>バモス(2代目)の一覧へ >バモス(初代)の一覧へ >トップページへ

・2025/06/29

先日ユーザー車検を受けるための車検前整備をしているときに気がついたのですが、触媒のフランジの錆がひどくなっていました。
上から見ると錆びてるなぁ、という程度ですが....
下から見ると触媒とフランジの間がサビで朽ち落ちて隙間が空いています。
マフラーをネジ止めしているところもかなり薄くなっています。
写真を拡大してみると、フランジとネジの間もちぎれていました。
初代バモスはここがサービスキャンペーンの対象になっていて新品に交換しました。
初代を廃車にするときにそのまま付けて売ってしまったのですが、このボロい触媒と交換してから手放せば良かったですね。
バモスの触媒はエキマニと一体で、リビルト品でも4万円以上します。
しかもこの中期型・NA・4WDの触媒は弾数が少ないのか、ネットオークションでもなかなか見つかりません。
車検から2ヶ月近くなってついに出品があったので早速購入しました。
お値段は約2万円で、かなり状態が良いものでした。
交換に必要な部品はモノタロウで購入しました。
エキマニガスケット:18115-PFD-003
エキマニカバー上:18120-PTF-J00
エキマニカバー下:18121-PFC-000,
細かいボルトやナットも新品に交換します。
エキマニナット:90217-657-000 x 6
エキマニカバー取付ボルト:95701-061208 x 2
触媒カバー取付ナット:9405006080 x 3
触媒マフラー間ガスケット:18229-S04-X01
マフラー取付ボルト:MHD-5601BS (大栄テクノ)
一度も交換していないO2センサーもついでに新品に交換します。
OZA577-EH3 (NTK)
触媒はそのまま付けても良いのですが、せっかくなので一度ばらして塗装してから取り付けることにします。
カバーのナットはサビサビです。
ラスペネよりも浸透するという噂の 411NANO を使ってみました。
ナットはサビて痩せてしまっているので普通のソケットでは回りません。
ナットツィスターを叩き込んで外します。

2カ所はこれで外せたのですが、一カ所がどうしても外れません。
グラインダーでギリギリまで削って....
貫通ドライバーでガンガン叩いたら....
なんとか外せました。
外したカバーと触媒を磨いて綺麗にします。
綺麗になりました。
触媒も真鍮ブラシで磨いておきました。
見ての通り、この触媒のフランジは全然痩せていませんでした。
耐熱スプレーで塗装します。
タイヤラックにつるして4回塗り重ねました。
この耐熱塗料は熱が入らないと固くならないので、段ボール箱に入れて加熱します。
ヒートガンで1時間ほど加熱しました。
約140℃まで加熱できました。
綺麗に塗装できました。
またどうせ錆びてしまうと思いますが、少しは寿命が延びることを期待しています。
エキマニの取付面が荒れているので磨きます。
普通はオイルストーンを使うのですが、なるべく平面になるようにこんなヤスリを買ってみました。
取付面を削っていきます。
全体を平らにすることは無理でしたが、ガスケットが当たるところはだいたい平面に出来たのでこれでヨシとします。
いよいよ交換です。
まずは古い触媒を取り外しますが、ボルト・ナットは完全にサビて原型がありません。
エンジンを載せ替えたときに新品に交換してあったのですが、約6年でこうなってしまいました。
411NANOをたっぷりと吹きかけます。
ナットツィスターを叩き込んでまわします。
なんとか外せました。
中のエキマニはサビサビですね。
このカバーも載せ替え時に新品にしてあったのですが、取付ボルトの1カ所は完全にちぎれていました。
マフラーと触媒を分離します。
ここのボルトは折れるのが普通なのですが、載せ替えたときにスレッドコンパウンドを塗っておいたおかげか、折らずに取り外すことが出来ました。
フランジは錆にやられて隙間が空いて、片側のボルドだけで止まってました。
片側はマフラーに残ってしまったので、バイスプライヤーではさんでからボルトを抜きます。
すんなりと外れました。
エキマニをエンジンから切り離します。
エキマニのナットはそれほど錆はひどくありません。
ここのナットも載せ替え時にスレッドコンパウンドを塗ってあったので、比較的簡単に外すことが出来ました。
過去の自分を褒めてあげましょう。
取付ステーを外せば触媒が取り外せます。
はい、外れました。

載せ替えた時の古いエンジンはスタッドボルトが抜けてしまいましたが、今回は大丈夫でした。
ガスケットが当たるところをスクレーパーで綺麗にして...
スポンジブラシで磨いて....
綺麗になりました。
新しい触媒を取り付けていきます。
ボルト・ナットにはスレッドコンパウンドを塗ってから取り付けます。
ガスケットを入れてエキマニを取り付けます。
エキマニのナットの締め付けトルクは 24N・m です。
カバーを取り付けます。
気休めですが、取付ボルトにも耐熱塗料を吹いておきました。
下側も同様に取り付けます。
触媒のカバーを取り付けます。
触媒とエンジンを繋ぐステーを取り付けます。
ガスケットを入れて....
忘れずにボルトにスレッドコンパウンドを塗って...
ボルトを左右交互に締めてマフラーを取り付けます。
締め付けトルクは 22N・m です。
ここも気休めに耐熱塗料を吹いておきました。
O2センサーを取り付けます。
センサーには最初から焼き付き防止用のグリスが塗ってありました。
センサーを穴にねじ込んで....
O2センサー用の切り欠きのあるソケットで締め付けます。
締め付けトルクは 44N・m です。
配線を接続して取付完了です。
エンジンを掛けてエキマニから排気漏れしていないか確認します。
マフラーの接続部分からも排気漏れがないか確認します。
OBDツールでO2センサーの動作を確認します。
全てOKなので近所を一回りしてきました。
走行には問題はありませんでしたが、耐熱塗料が熱で焼けてモクモクと煙が出てきました。
ムービー
一度熱を入れていますが、それでも焼けてくるようです。
煙と匂いはしばらく走れば落ち着くでしょう。

車検以来、いつ触媒のフランジが壊れるかを心配しながら乗っていましたが、これで心置きなく走れるようになりました。

>バモス(2代目)の一覧へ >バモス(初代)の一覧へ >トップページへ