ラジエータ+サーモスタット交換

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

・2014/10/13

3月にディーラーで車検を受けたときに「ラジエーターからクーラントが漏れてますよ」と指摘されました。
滴るほどではないのですが、確かにエンジンが暖まるとほんのりとクーラントの甘い匂いがしてきます。
ちなみに修理代を聞いたところ純正品だと約8万円!とのこと。
これは自分でやるしかないと消費税増税前に部品だけは買っておいたのですが、バモスやらパジェロミニにかかりっきりでほったらかしになっていました。
やっと他の車が一段落したので交換することにしました。
新しいラジエータは社外品を購入しました。
消費税増税前で約2.5万円でした。

部品取りの弐号機から移植することも考えましたが、同じ年数が経過している部品はまた漏れそうなので新品にしました。
(単に取り外しを2回やるのが面倒だったという話も...)
まずはクーラントを抜きます。
ラジエータキャップを外して....
ドレインプラグを緩めて、抜けてくるクーラントをバケツで受けます。
リザーバタンクも外してクーラントを抜いて綺麗に洗っておきます。
アッパホースを外します。
アンダーカバーを外して...
ロアホースを外します。
ファンモータのコネクタを外して、シュラウドに付いている配線を外します。
アッパブラケットを外して...
冷却効率向上?のために貼ってあったアルミテープを剥がせば準備完了です。
ラジエータを上に引き抜きます。
こんなところに1つコネクタが残っていました。
これでラジエータが取り外せました。
結構汚れていますね。
前にエアコンのコンデンサがあるのに、なぜか所々フィンがつぶれていました。
指摘された漏れですが、ロアタンクをかしめてあるところがうっすら湿っていました。
ファンをシュラウドごと取り外します。
純正品は片面が黒色に塗装されていましたが、社外品は両面無塗装です。
ファンを新しいラジエータに取付けます。
ラジエータ交換だけならこのまま取付けて終了ですが、せっかくクーラントを抜いたのでついでに消耗部品を交換します。
・アッパホース
・ロアホース
・ヒータホース
・サーモスタット
まずはヒータホースを交換します。
ホースを抜くとクーラントがこぼれてくるのでバケツで受けます。
エンジン側からもホースを抜きます。
新しいホースを元通りに取付けます。
次はラジエータのアッパホース・ロアホースをエンジンから取り外します。
狭いところでやりにくかったので、ホースをカッターで切って外しました。
差し込み口が結構錆びてますね。
サーモスタットを交換するためにカバーを外します。
ここもクーラントが漏れてくるのでバケツで受けます。
左が古いサーモスタットで右が新しいものです。
13年・13万km以上無交換でしたがほとんど劣化していないようです。
エンジンの水路も綺麗でした。
新しいサーモスタットを向きに注意して取付けます。(ジグルピンが上側)
ホースの差し込み口は真鍮ブラシで磨いてサビを落としておきました。
新しいホースを取付けます。
ラジエータを支えているゴムを新品に交換します。
古いものはカチカチになっていました。
上側のゴムも交換します。
下側のゴムの位置を合わせながらラジエータを差し込みます。
気休めのアルミガラステープを貼ってアッパブラケットを取付けます。
ラジエータ本体が付いたところでアッパホースを差し込んで固定します。
ロアホースも差し込んで固定します。
新しいクーラントを一杯になるまで注入します。
規定量は 5.5L です。
エンジンを1500回転に保ってエア抜きをします。
100均ジョウゴがちょうどいいサイズだったので刺したままエア抜きしました。
ムービー
サーモスタットが完全に開いたら一度エンジンを止めてクーラントを一杯になるまで補充します。
サーモスタットが開いたかは、ロアホースを触ればわかります。(やけどに注意!
リザーバタンクにもMAXレベルまでクーラントを入れます。
再度エンジンを1500回転にしてラジエータの水面が下がらないことを確認します。
最後にラジエータキャップを取付けて交換完了です。
翌日、液漏れがないことを確認してから山登りをしてみました。
とりあえずちゃんと冷えているようです。
以前オイルクーラーを取付けたときのグラフと比べてもほぼ同じでした。

おまけ
取り外したホースをチェックしました。
ヒビ割れもなくまだ十分使えそうでした。
クーラホースも大丈夫そうです。
ちょっともったいなかったですが、まぁ心配事が減る安心料ということで。

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