ゼノア草刈機 スロットルレバー交換

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※くれぐれも自己責任ということで。

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・2023/5/28

田植えも終わって草刈シーズンまっただ中です。
昨年購入した背負式草刈り機で頑張って斜面を刈っていますが1つ不満なところがあります。
それはスロットルレバーです。
昔の草刈機のスロットルはこんな感じで、開ける(回転を上げる)のも閉める(回転を下げる)のも手で動かすタイプでした。
でもこれだと、例えば斜面で足が滑って草刈機が手から離れてしまってもスロットルが開いたままなので回っている刃でケガをすることがあります。
その後スロットルにレバーが付くようになり、手を離すとエンジン回転が下がるようになりました。
いま使っている背負式草刈り機もこのタイプです。
ただ、安全になったのはいいのですがこの方式はちょっと使いにくいのです。

草を刈るときにはちょうどいい回転数があって、スロットルを開けすぎても開け足りなくても上手く刈れません。
せっかくちょうどいい回転数に合わせたのに、レバーから手を離すとアイドリングに戻ってしまうので次に刈り始めるときにまた回転数を調整する必要があります。
毎回この調整をするのが結構ストレスです。
メーカーもその辺はわかっていたようで、最新の草刈り機は「STレバー」というものに変わっています。
一度設定した回転数はレバーを離しても覚えていて、またレバーを握るだけで設定した回転数に戻るというものです。
とっても便利そうなので、いまの旧式レバーをこの「STレバー」に交換することにしました。
購入したのはレバー本体とレバーガードです。
今まで付いていなかったレバーガードがなぜ必要かというと、この交換後の写真を見てください。
レバーを握るだけで設定した回転数までエンジンが回るということは、こんな感じで草刈機を地面に置いただけでレバーが押されてエンジンが回ってしまいます。
そうならないようにレバーを守るガードが必要になります。
なお、このカバーが必要なのはこの写真のようなストレートタイプの草刈機で、U字型のハンドルが付いているタイプはレバーが地面に触れないので不要です。
費用は両方で8,500円でした。
早速交換していきます。
まずフレキシブルシャフトを草刈機本体から外します。
エンジン停止用の配線を外します。
スロットルワイヤーのストッパーを外します。
スロットルワイヤーをキャブレターから外します。
フレキシブルシャフトのレバー側の固定ネジを外して....
フレキシブルシャフトを外します。
レバーをシャフトに固定しているネジを緩めて....
グリップとレーバーを引き抜きます。
はい、外れました。
新・旧のレバーを比べてみます。
新しいレバーの方が若干大きいですね。
エンジン側の取付部分は全く同じでした。
レバーガードを先に差し込んでからレバー本体を入れます。
グリップを差し込みますが、隙間が空いてしまいました。
旧レバーはグリップの端にレバー本体が被さるようになっていましたが、新レバーは被さる部分がありません。
そのためグリップとレバーの間に隙間が空いていますが動作には影響ないのでこのままにします。
スロットルワイヤーをキャブレターに接続します。
エンジン停止用の配線も接続します。
エアフィルターのスポンジが汚れていたので、灯油で洗って2ストオイルを塗っておきました。
外したついでなのでフレキシブルシャフトをグリスアップしました。
くるくるカッターのギアケースもグリスアップして....
ヘッドのギアケースもグリスアップしました。
これで完成です。
テストしてちゃんとレバーでエンジン回転が上がることを確認しました。
ムービー(音量注意)
後日草刈に行きましたが、今までのように毎回エンジン回転を調整しなくていいのでストレスがなくなりました。
あと、旧式レバーでは毎回調整するのが面倒だったのでちょっとした移動の時はレバーを離さずに無駄にエンジンを回したままにしていましたが、新しいSTレバーになったので毎回エンジン回転を下げるようになりました。
安全面はもちろんですが、燃料の節約という点でもレバーを交換して良かったです。

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