背負式草刈機 ゼノアBKZ265EZ
※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※くれぐれも自己責任ということで。
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・2022/7/24
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        今年も田んぼの草刈りに追われています。 スパイダーモアを導入してちょっとは楽になったのですが....  | 
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        大きな斜面は結局手で刈らないと行けません。 今まで斜面は取り回しの楽なマキタの電動草刈機を使っていましたが、やっぱりバッテリーがネックです。 2個使っても大きな斜面の1/4しか持ちません。 まぁそこで強制終了になるので体力的には楽なのですがもうちょっと続けたい時もあります。 エンジン草刈機もあるのですが、平地用のUハンドルなので斜面では扱いにくいです。  | 
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        そこで背負式の草刈機を購入しました。 ゼノア BKZ265EZ 斜面で取り回しが楽になるようにと思って背負式にしてみました。 新品は高いのでもちろん中古ですが訳あり品で安く購入しました。 訳ありの内容はエンジンが吹けないというものです。 ちょっと使ってみましたが、たしかに息継ぎのような症状が出てエンジンの回転が上がりません。  | 
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        キャブレター周りをチェックしてみると、アクセルケーブルの取付がおかしいです。 | |
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        本来あるはずの調整用ネジがなくなっていてケーブルを針金で無理矢理取り付けてあります。 | |
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        外してみると無理矢理取り付けてあったためかワイヤーが曲がっています。 | |
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        これが原因だろうと言うことで新品のアクセルワイヤーを購入しました。 ゼノアはパーツリストが公開されていたので型番を調べてネットで注文しました。  | 
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        ワイヤーをキャブレターに取り付けるネジも注文しました。 | |
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        部品が届いたので交換します。 アクセルレバーからケーブルを外します。  | 
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        右の古いワイヤーからストッパー(黒いプラスチック)を移植しました。 | |
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        キャブレターにネジを取り付けてワイヤーを差し込みます。 アクセルレバー側も取り付けて元通りに戻します。  | 
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        これで直れば良かったのですが、残念ながら息継ぎの症状は変わりません。 燃料が来ていないと言うよりはエンジン停止ボタンを押したような感じです。 どこかでショートしているのかと思って調べてみたのですがショートはしていませんでした。 そのかわりにエンジンの回転を上げると時々電圧が0Vになることがわかりました。 しかもアイドリングから低速では症状が出ずエンジンの回転を上げると症状が出ます。 となると点火コイルが怪しいです。  | 
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        ばらして点火コイルを見てみました。 | |
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        カバーの取り付けねじが1本だけ別のものに交換されていてそのねじが点火コイルに食い込んでいました。 これが原因かはわかりませんが怪しいので交換します。  | 
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        新品の点火コイルは約1万円とちょっと高かったです。 | |
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        新しい点火コイルを取り付けます。 ローターとのギャップはカレンダーの厚紙を挟んで調整しました。  | 
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        これでエンジンの息継ぎはなくなりました。 やっぱり点火コイルが原因だったようです。  | 
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        使えるようになったのでメンテナンスをします。 フレキシブルシャフトにグリスを塗ります。  | 
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        ギアヘッドにもグリスを充填します。 | |
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        くるくるカッターの特徴になっているエンジン側のギアケースにもグリスを充填します。 | |
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        ハンドルがボロボロだったので新品を購入しました。 | |
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        背負式の草刈機は肩ベルトからゴムで竿を吊ると手が疲れにくくなります。 ただ、このゼノアの吊りゴムはフックの脱着がやりにくいです。  | 
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        そこで簡単に脱着できるようにバックルを購入しました。 両側がシャフトになっているものです。  | 
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        サビサビの取付金具を取り外して... | |
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        バックルのシャフトを通して取り付けます。 | |
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        ゴム側にもバックルを付けて簡単に脱着出来るようになりました。 | |
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        これで完成です。 | |
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        ちなみに背負式の草刈機は各社から出ていますが、わざわざ「くるくるカッター」にしたのは理由があります。 まずフレキシブルシャフトとエンジンの間が自由に回転するようになっているので竿を動かすのが楽になります。  | 
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        あと「くるくるカッター」は竿が右側・左側のどちらからでも取り出せます。 (他の背負式は右出しが基本で左出しにするとエンジンの排気が背中を直撃します。) 平地を刈るときは右から左へ竿を振るので右出しにします。 斜面を刈るときは左足が下側になるので、下側へ大きく動かせるように左出しにします。 また竿を斜面の上に振り上げるときに利き手の右で持ち上げることが出来るので楽になります。 余談ですが、背負式草刈機は空調服とは相性が悪いです。 胸のところをベルトで締めてしまうので風が首元まで上がってきません。 それでも動いていると多少背中には風が通るので空調服を着ないよりはだいぶマシです。  | 
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        実際に斜面を刈ってみるとバッテリー式以上に取り回しが楽になりました。 ガソリンを補給すれば連続して刈れます。 さらに、竿を大きく振れるのでこの大きな斜面を3段で刈れるようになりました。 バッテリー式の時は4段だったので1回分時間が短縮出来ました。  | 
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それでも約4時間かかって、体はヘロヘロになりました。![]()  | 
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