【2代目バモス】
ステアリングリモコン

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

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・2025/10/19

奥さんのフィットを買い換えたので、以前のフィットで使っていたナビが余っていました。
そっちの方が新しいのでバモスのナビを交換しました。
同じカロッツェリアのナビなので交換自体はすんなりいったのですが、
ステアリングリモコンが使えなくなってしまいました。
交換前のナビは赤外線リモコンで操作するタイプだったので、ステアリングリモコンも市販の学習リモコンを分解して組み込んでありました。
しかし新しいナビは純正ステアリングスイッチと有線で接続するようになっているので、そのままでは使えません。
それなら有線で接続すればいいじゃないか、という話なのですが、ここで毎回問題になるのはこのケーブルリール問題です。
ケーブルリールにステアリングリモコン用の配線が通っていないとどうにもなりません。
確認するためにバモス用の中古ケーブルリールをネットオークションで購入しました。
ケーブルリールのコネクタを見ると、エアバッグ・ホーン以外に3本分の空きがあります。
テスターで導通を計ってみるとちゃんと接続されていました。
これならケーブルリールはそのままで、配線を追加するだけで済みます。
追加の配線のためにはコネクタのターミナル金具が必要になります。
コネクタを分解して金具の寸法を測りました。
車体側のコネクタも外して金具を確認します。
こちらもステアリング側と同じ金具でした。
完全にサイズが一致するものは見つけられなかったのですが、大体同じサイズの金具を買ってみました。
TE(AMP)製 070U型マルチロックシリーズ非防水Fターミナル(Sサイズ)/F070-II-TE-S
比べてみると微妙に違いますが、なんとか使えそうです。
スイッチ側には回路が必要になります。
フィット2の純正ステアリングスイッチの回路図を参考にして同じものを作成します。
単純な抵抗だけの回路なので簡単に作成できました。
スイッチを押すとそのスイッチに対応した抵抗値になることを確認しておきます。
配線は布テープを巻いて保護しておきます。
ステアリング側のコネクタに作成した配線を差し込みます。
ちょっとキツくて奥まで差し込むのが大変でしたが、なんとか入りました。
ケーブルリールに差し込んでおきます。
車体側のエアバッグの配線をいじるので、バッテーリーの−端子を外しておきます。
エアバッグを取り外すのに、ステアリング左右にあるトルクスネジを外します。
エアバッグのコネクタはロックをスライドさせてから外します。
エアバッグが外れました。
ステアリングを外します。
ケーブルリールを外します。
ケーブルリールはそのままでも良かったのですが、購入したケーブルリールにステアリングスイッチの配線をつないでしまったので、そちらに交換します。
新しいケーブルリールを取り付けます。
ステアリングを取り付けて配線を接続します。
追加した回路の基板はこの点検口の場所に入れました。
車体側のコネクタに配線を追加します。
抜け止めの黄色いパーツを引き抜いて....
追加配線を押し込みます。
こちらもちょっとキツかったですが、精密ドライバーを使ってなんとか奥まで押し込みました。
忘れずに抜け止めの黄色いパーツを入れます。
コネクタを元に戻しておきます。
ナビとの接続はフィット2の時に使っていた配線をそのまま使い回しました。
作成した回路はフィット純正と同じになっているので、ナビのステアリングリモコンの設定は「ホンダ」を選びます。
ボリュームUP/DOWN、トラックUP/DOWN、モード切替のすべてのスイッチが動作しました。
これでバモスでもステアリングリモコンが使えるようになりました。
一度この便利さになれてしまうと手放せませんね。

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