ポジションランプ

今まで2種類の市販LEDランプを使いましたが、色はともかく暗いのが不満でした。
LEDのひかり方は指向性が強いので、正面は明るくてもリフレクターへの反射が少ないので、全体としては暗く見えてしまいます。
そのあたりを考慮してポジションランプを作りました。

これが今回作成した名付けて「サイコロランプ」です。^_^;

先端をサイコロ状にして、リフレクターへの反射が多くなるように考えました。
正面に2個、4つの側面に各1個の計6個のLEDを使っています。
LED3個に対して180Ωの抵抗を1本ずつ入れてあります。

この値だと電流値は、点き初めが約20mA、5分経過後は22mAになります。(LED・抵抗は温度が上がると電流が増えます)
エンジンの熱などで温度が上がった時のことを考えて、ドライヤーで熱風を送ってテストしてみましたが、最大で約24mAと絶対最大定格の25mAになんとか収まっています。
でも安全を考えたら220Ωくらいにした方がいいかもしれません。(私は明るさの誘惑に負けました...)
正面から見たところです。(しつこくてすみません)

でもこれ作るのがすごく大変なんです。
基板を小さく切って、縁をヤスリでナナメに削り、瞬間接着剤で立方体を作り、LEDチップをハンダ付けし、さらに各面に配線をする。
車体のコネクタに刺さるところの幅も、ぐらつかずぴったりになるように何回も現物合わせをしました。

なんだかんだで最初の1個を作るのに4時間かかってます。(2個目は1時間ちょっとでできましたが)

部品代(約500円)より工賃のほうがずっと高いです^_^;
できたところで点灯してみました、う〜ん明るい!
念のため一晩中14.4Vで点灯しっぱなしにしましたが、お亡くなりになるチップもなく、これなら期待できそうです。
装着状態の前に市販LEDとの比較です。


これは今まで付けていた GIGALUX の物です。
白LED2個のはずなのですが、結構青いですね。

先端がディンプル状になっていて光が拡散するという謳い文句ですが、おもいっきり暗いです。
この写真は夜なのでまだマシですが、薄暮の時間帯だと点いているのがわかりません。
これは以前に付けていた PIAA の 青/白コンビの物です。
半分は白のはずですが、ほとんど青しか見えません。

普通のLED2個なので正面から見るととても明るいのですが、リフレクターへの反射は少なくて、全体としては純正ランプより暗いです。

今こんな真っ青なランプを付けていたら捕まるかも....^_^;
さてお待ちかね、サイコロランプです。
いや〜さすがに明るい!、そして白い!

ねらいどおりリフレクター反射もばっちりでキラキラしています。
う〜ん満足、満足^_^;
写真が悪くていまいちですが、実際の見た目はかなりいい感じだと思います。
あとは耐久性だけがちょっと心配です。
おまけ

サイコロランプをサイドマーカーに入れてみました。(上側がLED、下側が純正ランプ)
ポジションランプとしてはOKでも、サイドマーカーに使うにはまだ暗いです。
上下方向にはあまり光が要らないので、正面+左右に2個ずつの配置のほうがいいかもしれません。

ホントはクリアレンズ+橙色LEDがいいんですが、橙色のチップLEDは明るいのがないんですよね〜。
普通の丸LEDだと指向性が強いのでなにか別の方法を考えないと...。

作りました。 -> こちら

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